秘境駅を眺めに!濃密6日乗りつぶし日誌(前編)
はじめにお断りしますが、今回いわゆる秘境駅での下車はありません。眺めに行っただけです。そう言えば張碓駅は今春とうとう廃止されるそうです。
再び宮崎に戻ってきました。実は今回仕事やめました。
まあ、しばらく乗り潰しもお休みになりそうなので(といいながらやってそうですが)、手薄な東北地方を集中して埋めていくことにしました。今回は、本線に接続していない盲腸線、便数の少ない線区、100kmを越える線区など、ちょっとついでというには難しい路線を優先していくことにしました。また途中行程上の枝線も適宜始末していきます。
今回計画する上でボトルネックだったのは岩泉線、大船渡線でした。岩泉線は1日3往復それも朝と夕方のみ。朝の便に乗るためには、宮古宿泊が必須という路線です。大船渡線は運行本数は少なくないのですが、「盛」での折り返し待ち時間が長いため、実質使える便数は少なく、やはり組み込みが難しい路線です。いずれにしろ三陸海岸沿いは、JRに限っていえば盲腸線区が多く、途中駅で各線が連絡しているため、のり潰しには効率が悪く、且つ一気に始末しなければ効率が悪いというなかなか手ごわい地域です。複乗区間を極力短くし、且つ乗車効率を重視した結果、以下のような行程となりました。きっぷはおやくそくの18きっぷです。九州での常備券発売が縮小され赤券入手が困難になったので今年からは青券です。青券使うのって何年ぶりだろう・・・。(今冬なんて九大生協でしか扱ってないんですよ・・・赤券) 特に面倒な乗車券類はないので、MLながらと船の予約だけしときます。最近銭湯がめっきり少なくなったので夜行入れると行程作成が難しい・・・。
帰りに川崎航路を使おうと思ってたんですが、いつのまにか廃止になっていました・・・(泣)。宮崎からの場合、本州へ鉄道でのアプローチするとえらくロスが多いので(彗星も廃止されましたので・・・)、船、または飛行機がどうしても多用されます(18キッパーとしては邪道か・・・?)。
今回の行程は、乗りつぶし再開時のために、乗り残し路線を効率よく回れるよう残すというのをコンセプトに作成しました。
18きっぷを1回で使い切るのは実は今回が初めてです。かなり密度の濃い行程でさてどう出るか・・・

行程表
1日目 宮崎港
1710
宮崎カーフェリー
2日目 貝塚港 510 530
水鉄バス

貝塚
549
南海電鉄急行

羽衣 602

徒歩

東羽衣
613 阪和線 JR

616 624 阪和線

天王寺 639 645 関西本線

王寺 706 719 和歌山線・桜井線

奈良 830 850 関西本線

加茂 903 904 関西本線

亀山 1040 1104 紀勢本線

1121 1127 紀勢本線・参宮線 みえ3号

鳥羽 1217 1245 参宮線・紀勢本線

松阪 1320 1337 紀勢本線

亀山 1423 1450 関西本線

名古屋 1606 1615 東海道本線・中央本線

多治見 1649 1659 太多線

美濃太田 1735 1736 高山本線

岐阜 1817 1833 東海道本線

大垣 1844 1849 東海道本線

美濃赤坂 1856 1859 東海道本線

大垣 1906 1910 東海道本線

金山 1945 1948 東海道本線

共和 2001 2034 東海道本線・武豊線

武豊 2109 2125 武豊線

半田 2132 2241 武豊線

大府 2301
3日目

008 東海道本線 MLながら
東京 442 445 山手線

上野 452 510 東北本線

宇都宮 651 703 日光線

日光 751 811 日光線

宇都宮 854 916 東北本線・烏山線

鳥山 1005 1037 烏山線

宝積寺 1118 1121 東北本線

郡山 1304 1307 磐越東線

いわき 1441 1446 常磐線

相馬 1625 1630 常磐線・東北本線 ひたち27

仙台 1710 1720 東北本線

小牛田 1804 1818 陸羽東線

新庄 2032 2132 奥羽本線

秋田 014


4日目

600 奥羽本線・男鹿線

男鹿 654 722 男鹿線

追分 805 840 奥羽本線・五能線 リゾートしらかみ1号

弘前 1242 1246 奥羽本線

大館 1330 1349 花輪線・IGR

盛岡 1640 1704 東北本線

北上 1756 1806 東北本線

花巻 1817 1842 釜石線

釜石 2052 2113 山田線

宮古 2231


5日目

554 山田線・岩泉線

岩手和井内 633 715 岩泉線

岩泉 753 801 岩泉線

茂市 852 934 山田線 快速リアス

盛岡 1119 1128 東北新幹線 やまびこ

北上 1639 1707 東北本線

一ノ関 1216 1305 大船渡線

1544 1644 大船渡線

気仙沼 1747 1926 気仙沼線・石巻線

小牛田 2129 2145 東北本線

岩切 2220 2230 東北本線

利府 2236 2244 東北本線

仙台 2301
東北本線
6日目 あおば通
632 仙石線

石巻 741 744 石巻線

女川 812 818 石巻線

前谷地 922 927 石巻線・東北本線 南三陸2号

仙台 1019 1102 東北本線

福島 1214 1217 東北本線

郡山 1304 1349 水郡線

上菅谷 1634 1705 水郡線

常陸太田 1719 1725 水郡線

上菅谷 1740 1744 水郡線

水戸 1800 1812 常磐線

1951
常磐線

新松戸

武蔵野線

府中本町

青梅線

立川

青梅線

拝島

五日市線

武蔵五日市

五日市線

拝島

青梅線

立川

青梅線

府中本町
2312 南武線

川崎 005



実は出発時点では五能線は行程に入れておらず、男鹿線乗車後、直接大館から花輪線に入る計画でした。たまたまMLながら乗車前の半田駅で思い立ってリゾートしらかみの空席照会をかけたところ取れてしまい、東北本線北上中に行程組換をしたものです。今回はある意味行き当たりばったりなので、宿泊地が変わっても問題なかったもので・・・。
1日目
今回から大型時刻表持ち歩くのやめました・・・代わりはコンパス時刻表。一応全駅掲載なので何とかなるでしょう。私鉄使わなければこれでも十分なんですが、列車が前後したりしてかかれているのは見にくいのは仕方ないですね。
今回はひさびさに船での出発です。川崎航路撤退以降、宮崎ー大阪航路は大阪南港、貝塚と時間差で2本就航しています。貝塚5:00着は少し早いように見えますが、今回のように大阪より先に目的地がある場合は便利です。今日の割当船はパシフィックエクスプレス、以前川崎航路に就航していた船です。なんか2等室が狭いぞ・・・。(長距離航路だったせいか2等室より2等寝台のほうが広い・・・) それも一番はしっこの狭暗い所に割当られ・・・狭いし暗いし(泣。
2等室はほぼ満席。2等寝台もかなり埋まっているようで、対大阪圏への需要はかなり高いようです。一方で食堂はガラ空きです。以前はバイキング形式だったのですが、ビュッフェスタイルに変更されていました。値段もその分下がって1000円以下でも食べられるようになっています(街中の喫茶店くらいか?)。17時出航なので利用率が高くてもよい時間帯なのですが、ほとんどが弁当持込のようでガラガラでした。
翌日は早朝到着なので持ち込んだ握り飯食ってとっとと寝ます・・・の予定だったのですが、追い打ちをかけるように冷房の効きが悪く寝られない。どうも元々8人個室だった所を2等室にしているせいか、定員オーバーで妙に暑苦しいのです。結局エントランスの長椅子でクールダウン。こんなことなら2等寝台にしときゃよかったか(この船の寝台はかなり広いので荷物置いても足が伸ばせます)
2日目
貝塚港からはバスが接続されており、南海貝塚に連絡しています。早朝交通機関が確保されているのはありがたいですね。座席を8割ほど埋めて発車します。道路状況は混雑の「こ」の字もなく、予定時刻よりかなり早く南海貝塚に到着。南海線でこのまま難波まで向かってもいいのですが運賃節約と阪和線(東羽衣)を乗りつぶしておくため羽衣で下車し、東羽衣まで徒歩連絡します(三分程度でつきますが注意散漫だと見逃すかも)。 羽衣線(阪和線支線)は鳳までのたった一区間ですが、こういった都市部の盲腸線はわざわざ乗りに行くという目的には乏しいので、可能なときに乗りつぶしておかないと最後は消化試合のようになってしまいますので。

左:東羽衣、右:鳳 羽衣線は青い車両

今日は関西圏の、中京圏の未乗区間ののり潰しがメインです。残念ながら小雨であまり風景を楽しむことは出来ませんが、特に中京圏については今回すべて始末することにしています。愛知は万博真っ盛りですが、それには目もくれず黙々と乗り潰しを敢行します。まずは天王寺より関西本線和歌山線を経由し、高田より桜井線に入ります。関西圏で数少ない地方交通線ですが、周辺市郡を繋いで行くため、某地方幹線よりもよっぽど乗車率がいい(オイ ようです。終点の奈良で朝食の調達、が駅前にはコンビニが一軒だけ。ほんとに県庁所在地の駅?と疑う光景ですが・・・。奈良より加茂行に乗車。
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平城山(ならやま)なかなかの難読駅名です。
接続列車がガラ空きなので油断していましたが、亀山行きはかなりの混雑です。オールロングはこういうときにあぶれるからいやなんですよね。が、伊賀上野までにはほとんど混雑も解消(つまりガラガラってこと)。
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月ヶ瀬駅。割にこのあたりはいい感じの駅が多い・・・。
本来、大阪、名古屋を結ぶ最短ルートのはずなのに、電化もされず、完全に運転系統が分離されている理由もわかる気がします。柘植は草津線が分岐していますが、こちらは電化されており、柘植駅構内を見るとどっちが本線なのかわからなくなります。
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伊賀上野からは近鉄伊賀線が分岐します・・・派手だなぁ・・・。

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柘植では、いまや壊滅状態の昼行急行、かすがとすれ違います。しかし東海の特急、急行、しかも快速まで見た目は同じだからあんまり面白くない・・・。まあ、九州が凝りすぎってのもあるでしょうけど、デッキがない特急ってのはいくら何でもと思うのは私だけでしょうか?
さてここからは関西本線のクライマックス、加太越え中在家信号場で対向列車との行き違いです。最近はこの信号場での行き違いも少なくなったようですが運良くスイッチバックが体験できました。この信号場は狭い山の中腹に無理やり作ったように在り、平成10年の改良以降、発着線も短縮され、本線もスルーとなり、本来の登坂目的ではなく、単純に信号場としてのみ存在する状態です。
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雨で見にくいですが写真(左)は正面(進行方向)が加太方。中央窓に見えるのが引き上げ線、右窓に見える線路が本線です。
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簡単に図示するとこんな感じです。

亀山で紀勢線に乗り換えます。この区間は名古屋方、津方とも接続が悪いです。名古屋三重間は伊勢鉄道が短絡線として幅を利かせてますから、この地域は参宮線共々JRには不利なようです。
気のせいか、名松線のり潰しのときと同じ運転士?のような気が・・・
まったく関係ないですがローソクで有名なカメヤマローソクはここなんですよね。駅の近くにカメヤマローソクキャンドルハウスなるものが・・・。 列車は伊勢市行きですが時間短縮のため津で「みえ3号」に乗り換えます。快速みえには指定席が設定されていますが、知名度が低いのか、空席に座って、車掌に追い出される人多数。放送は繰り返し去れていますが、指定席表示の小さいプレートを見逃せば座席も同じだし気づかないのでしょう。意外と高い乗車率で列車は伊勢市まで進みます。ここでかなり降ろして鳥羽へ。終点鳥羽は近鉄の長編成の特急が発着する端っこにこじんまりとJRの駅があり、乗客もそれに比例して少なくなっています。志摩半島の途中で止まってしまう参宮線に比べ賢島まで向かう近鉄にはどうしても不利なようです。みえがいくら特急料金が要らないっていっても、伊勢鉄道の運賃は取られるし、車両ランクも落ちますからやっぱりねぇ・・・。駅構内も寂しいものでコンコース内にはキヨスクさえもありません。(2階には土産物屋はありますが、近鉄駅の一部のような様相です)
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鳥羽といえば鳥羽水族館。でも結構距離があります。

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鳥羽線の乗り潰しの定番としてあげられるのが伊勢湾フェリーで常滑か伊良湖岬経由で河和に向かうルートで複乗を避けるというものがありますが、今回は関西本線ののり潰しもありますのでおとなしく引き返します。行きと同様、伊勢市付近から乗客も増え松坂に到着、再び亀山行きに乗り換えます。ちょうど昼食タイムですので(というか狙った?)、今回も松坂牛シリーズに手を出します。(聞こえは豪華ですが駅弁です)
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モー太郎寿司は時雨煮の巻寿司です。前の牛肉弁当に比べてインパクト弱いなぁ。
値段からするとちょっとしょぼいかも。時間がないときにはいいかもしれないけどねぇ。

再び亀山を経由して関西本線に戻り名古屋を目指します。

久々にやってしまいました・・・乗り遅れ。今回、船内で行程の書き換えをやったのでチェックが甘くなっていました。 先発の快速に乗る予定だったのですが、後発の普通に乗ってくつろいでおりました。・・・ん?なんか発車が遅いぞ?こんなに乗り継ぎ悪かったけ?再び行程を見直すと・・・(爆。今回の行程は余剰を見てないので乗り間違いは大ダメージになります。時刻表を見直すと・・・神の救いかセントラルライナー15号!これなら次の乗り継ぎに間に合います。ライナー料金とられますが・・・。
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地域外から見ていると、これだけ快速が頻発しているのに、ライナーがかなりの本数設定されているのが不思議でたまらなかったのですが、実際乗車定員製のライナーはかなり需要が高いようで満席で発車。ライナー券が必要な多治見までより先まで乗り通す乗客が多いようです。しかしよくよく時刻表を見ると多治見以遠に行く列車は半分がセントラルライナーであり、先発列車に乗っても、結局多治見で後発のセントラルライナーに乗り換えなければならないので、面倒を避ければ(時間も含め)ライナー券を買わざる得ないというなかなかセコイ商売が垣間見えました。
まあ今回はそのおかげで以降の行程を組み直さずに済みました。ここからは太多線経由で美濃太田、高山本線に入り岐阜、大垣と順調にすすみます。大垣で美濃赤坂までの微妙な盲腸線に・・・。ながら乗り継ぎで何度も大垣には来てるのになんで潰しておかなかったんだろうと、今になって悔やまれた路線です。まあそれも今回までです。
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暗くなってきたので終着(美濃赤坂(左)、武豊(右))は写真だけです
とりあえず風呂に入ることに。下調べでは共和駅から徒歩圏内に銭湯があるようです。金山で快速から各停に乗り継ぎ共和へ。駅前には親切に案内看板が出ています。・・・ん?なんか暗いぞ・・・本日休業って聞いてないぞ(そりゃ訊いてものいないし)・・・。近くを歩いてもほかには見当たらず。愛知は駅近辺に銭湯が少ないようなので下調べしたのであって、そんなにほいほい見つかるようなものでもありません。コンビニにあった電話帳で探すと、大府にはその一軒しかなく、半田には何件かあるようです。半田は武豊線でちょうど行程上です。とりあえず武豊線に向かいます。時間はかなりのロスですが、ここだけはかなり余裕時分をとっておいたのでなんとかなりそうです。再び時刻表とにらめっこで進みます(どうせ外は真っ暗で何も見えませんし・・・)。武豊で折り返し半田で下車。銭湯の場所がわからないのでタクシーを利用します。(使うときは使いますよ) 駅から程遠くないところにあり助かりました。最近多くなったスーパー銭湯だと、ただ風呂に入りたいときは高くつくので、こういった普通の銭湯が助かります。銭湯ではなぜか郵政民営化論議に巻き込まれる・・・。
時間も余裕ができたので帰りは駅まで歩きます。1.5kmくらいでしょうか。行きがけに道は覚えておいたので20分程度で半田駅到着です。前書きにも書きましたが、ここで試しにリゾートしらかみの空席を見てもらうと・・・残っています。乗るかどうかはこの時点では決めていなかったのですが、一応押さえておきました。
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半田駅の跨線橋は東海エリア最古だそうです。意外なところで意外な発見があるものです。

遅くなりましたが大府で食料調達・・・ってミスドしかあいてないよ・・・(あたりまえか)。まあ腹の足しになりそうなものも残っていたので、遅い夕食にします。今日の反省を踏まえつつ、明日の行程を再チェック。東京到着後、上野方面行きの接続は3分。これをミスると後行程がすべて組み直しになるという重要な乗り継ぎです。これまでもながらを使ったことはありましたが、東北本線への乗り継ぎではなかったので、寝起き乗り継ぎはこれが初めてです。(東北、常磐はこれで乗り継がないと後が大変になる)
定刻でMLながら到着。席を探すとなぜか先客・・・重複かと思いきや指定券なし乗車。まあ向こうもわかっているので、すぐにどいてくれましたけどね。
夜行では可能な限り寝ておくのが秘訣だと思いますが、MLながらは減灯しないから寝にくいんですよね。(スリが多いかららしいですけど)
3日目
目が覚めたのは品川でした。今回は珍しく4時間熟睡、夜行2連ですからそれなりに疲れがたまっていたんでしょう。今回は荷物を最小限にしたので乗換えダッシュも楽です。まあ、その代わり洗濯前提ですが・・・。ただでさえ空き時間の無い行程なのに自殺行為ですね・・・。とりあえず、東京駅乗換えダッシュは発着線番まで確認しておいたので難なく成功。いわれているほどひどくはなかったですね。(トップシーズンはこんなものじゃないのかもしれませんが・・・。) 山手、京浜東北どちらでも間に合いますが、ほぼ同時にやってくるこの2本を逃したらアウトです。上野駅で東北本線、常磐線へとそれぞれ散っていきます。普通列車で仙台に抜けるには、現在のダイヤでは常磐線経由が若干早いのでそちらに多く向かっていきました。自分も昨日手に入れたリゾートしらかみの件があったので、本来なら計画の見直しをしなければならないのですが、この経由を変えるとすべてゼロから組み替えなければならなくなるので、途中行程の組み替えのみにとどめます。宇都宮行きの中で何とか組み替えが完了。ワープは「ひたち」1回きりの予定でしたが、五能線完乗を優先して盛岡、北上間のワープを組み入れ、その結果、当初夜間になってしまう予定だった岩泉線が早朝になるなどかえってメリットの大きい変更となりました。(ただ行程が余計きつくなった・・・)
宇都宮からは日光線です。意外にも下りでの通学利用もあり、観光地路線というだけではないようです。まあ、対観光地としては東武の方が数段便利なわけですが・・・。車窓は特に変化もなく、睡眠不足の眠気が誘います。距離は短いのであっという間に日光到着です。
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しかし日光駅改札閉めるのはえーよ・・・まだラッチ内に客いるじゃん。
日光駅はさすがに貫禄がありますね。団体専用改札もありますし、さすがにこのあたりは観光地ですね。しかし朝早かったせいか駅前はまばら。さすがにこの時間にやってくる観光客もいないでしょう。店もまだ閉まっており、客待ちタクシーもひまそうでした。
宇都宮に戻り烏山線に入ります。烏山線は日光線とはうって変わりローカル色が極めて濃くなります。終点烏山からは便数は少ないですが市貝町町営バスで真岡鉄道・市塙駅に接続しています。またJRバスも発着しています。自分の印象では小湊鉄道の後半に近いかな?見た目の沿線人口よりかなり利用率は高く、宇都宮に直結しているためか、おそらくバス代わりの利用があるのでしょう。
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七福神が描かれた車両(所属が7両なのでちょうどらしい)
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折り返しまで駅前散策。(持って帰れそうなもので)珍しいものはなし。駅前の魚屋で鮎焼きの炭を熾してたのは気になりましたが、残念ながら間に合いませんでした。
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宇都宮で購入した餃子弁当を朝食に(濃いなー)。この餃子弁当はお勧めの一品です。見た目は地味ですが、餃子は身詰まり良く、また、しゅうまいがいい感じのバランスを取っています。揚げものが苦手でなければぜひどうぞ。宝積寺下車再び東北本線を北上、郡山へ。磐越東線でいわきに向かいます。郡山では水郡線も分岐しますが、こっちは帰りに・・・。穏やかな丘陵地を越えていきます。
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なんか放置されたような駅名標

全く関係ないがこのあたりは「さすらい刑事」で、誘拐犯が廃止ローカル線を復活させろとと要求を出す話でロケに使われたらしい・・・。(そのくらい閑散路線といえばそこまでだが・・・ちなみに本来のモデルは弥彦線らしい)
いわきからは常磐線で岩切、再び東北本線に戻り、小牛田に向かいます。しかしいくら何もないからって、観光案内看板に原発入れるのはどうかと思うんですけど<大野駅。今夜の宿泊は秋田になる予定ですが、未だに宿が取れず。なんかイベントでもあるんだろうか?こういうときしか使わない簡易ネット接続電話機で検索・・・。 
このまま普通列車で向かうと、残念ながらタッチの差で新庄発秋田行き最終に間に合わないので、相馬ー仙台間は不本意ながらワープします。しかしB特急料金に慣れていると、A特急料金は高いなー。岩切停車便なら100km以内になるんですが、残念ながら仙台直行便のため150km区間の特急料金。しめて2100円のワープ代です。
昼食食いそびれたので、仙台あたりで夕食の確保をしたいところですが時間が無いのでそのまま乗車。再び東北本線へ。小牛田で陸羽東線に飛び乗ります。、古川につくころにはどっぷり日も暮れて何も見えません。この沿線は温泉地がやたらに多く、駅名で確認できるだけでも6、実際は7あるようです。
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新庄ならさすがに飯にありつけるだろうと期待していたのですが、ついてみれば新庄祭り250年祭とやらでものすごい人だかり。これだけ人がいれば屋台なりなんなりありそうですが、それ以上に人が多くて探す余裕がありません。あきらめて駅に戻り、おとなしく秋田行きを待つことにします。他方面には臨時もでていたのですが、奥羽本線下りは定期列車のみのようです。駅の売店は営業中ですが、さすがに何も残っていないようです。
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横手、大曲間ののり残しもクリアし日付変更線を超えて秋田到着です。宿は駅に直結した東横秋田が押さえられました。
すでに睡眠時間は6時間を切っているのですが、とりあえずコンビニでメシを押さえ、洗濯をしながら明日の宿泊地、宮古の宿探し。結局就寝は2時。

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