個人向汎用電子計算機関連

なんか、小難しいタイトルをつけていますが、要はパソコンに関係したページです。
普通はパーツとかのレビューでも書くんでしょうけど、それではあまりにもありきたりですのでここでは、私が今まで パソコン関係で遭遇したトラブルと解決法について力の及ぶ限り書き連らねていこうと思います。
まあ、皆様の何かのご参考になれば幸いです。なお、SYSOPは互換機と98しか所持しておりませんので、一般的なこと以外はwindows特に95、MS-DOSのみに情報が偏ります。また、標準の状態を基本として書いています。あと、OSでのバグやソフトウエア上のエラーはここではかいていません。メーカーWeb上の情報などをご覧ください。
なお、お約束ですがココにかかれていることで生じたあらゆる問題(ハード、ソフトを含む)にSYSOPは一切関与いたしません。又どうしても文章に出来ないようなコツもありますので下記に書いていないことでトラブルがある場合SYSOPまでメール、又は掲示板に書き込んでくださればできる限りのアドバイスは行いたいと思います。(時間的なものはご容赦ください)これに関しても上記のことを適用します。

なおこのページはsysopの経験値向上によって無予告で変更することがあります。

1、組み込んだパーツが動かないとき
2、インストールしたソフトが動かないとき

導入時のコツ
OSインストール時のコツ
メーカー製PCのクリーンインストール

組み込んだパーツが動かないとき。
一つここでお断りをしておきます。まず皆さんよく説明書を読まれましたか?、ケーブルの接続は再度確認しましたか? ここには説明書に書いてあるようなことはほとんど書いてありません。まず説明書を読んでいただかないと恐らく時間の無駄です。たまに説明書もろくに読まず無茶苦茶にして、取り返しのつかなくなったところで人に聞く輩がいます。せめて説明書だけでも読みましょう。また、メーカーのwebには詳しい情報が載っている場合が多いです。そこには購入した製品に付属しているものよりも新しいドライバがuploadされていることもしばしばです。一番重要なことは情報収集です。

ドライバインストールのコツ

ドライバをインストールするとき「ファイル何々が見つかりません」などのメッセージが出ることがあります。ここでファイルを見つけきらずに多くのかたが引っかかるようです。ここでのコツはここで必要なファイルは大体2つのところに入っているということを知っておくことです。一つはwindowsのCDの中のwin95というフォルダ(98のときはwin98)もう一つは添付されていたCDまたはフロッピーの中のどこか
(たいていの場合x:\win95,x:\,x:\製品名\win95とか xはドライブ名)
それぞれを試してみるとよいでしょう。(たとえWindowsCD上の・・・とか注釈がついていても)

ハード導入時のコツ

ハードを入れたとき(それがPnPの場合)起動してもハードウエアウイザードが自動的に立ち上がらないときがあります。この時はまず手動でハードウエアウイザードを起動させます(コントロールパネル→ハードウエア)これで発見してくれればもうけものです。だめなときは一度終了して電源を切りそのカードを他の場所に差すか、場所を入れ替えてみてください。うまく行くことがあります。それでもだめなときは次の「5」を参照してください。

それでもだめなとき、次にすることは現状の確認です。95の場合まずはデバイスドライバの状態について確認してください。

コントロールパネル=>システム=>デバイスドライバ

ここで導入したハードを探してください。次の5つの場合が考えられます。
  1. xマークがついている
  2. !マークがついている
  3. 不明なデバイスの欄が増えている
  4. 導入したハードが見つからない
  5. 何もついていない

1のとき
そのハードを選んでプロパティを見てください。下のほうに「使用不可」のチェックがついていると思いますのでそれをはずしてください。そうするとほかに問題が無い場合は、問題が解決します。それ以外の問題は2以降の項目を参照してください。もしこれにより、起動さえもしなくなったときはsafeモードで再起動をしてください。(ココがコツ)safeモードを終了させて再起動すると結構元に戻ってくれます
2のとき
ドライバが間違えている場合とメモリアドレス又はIRQの衝突が考えられます。前者の場合は一度ドライバを削除し(導入したハードを選んで削除をクリックする)再度インストールしてください。後者の場合リソースの項目を調整して「競合していません」になるように調整してください。また、このとき導入したハードがISAbus(特に某Blaster)の場合、直接BIOSからIRQを指定してやると良いことがあります。やり方は、再起動時又は電源投入時、メモリチェックの直後DELキー(機種によってf1などもあります)を押します。その後の画面でPCI/ISA configrationに入り設定をmanualに変えlegacyISAに変更してください。某blasterのj場合、5が良い場合が多いです。これでもだめだったときは次の5を読んでください。
3のとき
この場合はただ単にドライバが入っていません。正確にドライバを入れてください。デバイスドライバの所からドライバを選びドライバの更新から作業してください。これでうまくいくはずです。このときもし不明なデバイスの欄で文字化けしていたりしたら一応ケーブルの接続などを確認してください。正常ならばハードの故障の場合もあります。
4のとき この場合で考えられることは、ハード自体の故障かそのカードが非PnPカードである場合です。もし非PnPの場合は、まずカードをはずしておき起動してコントロールパネルのハードウエアから手動で認識させます。このとき、ハード側であわせる方法とOS側であわせる方法があるのですがハード側であわせることにします。「一覧から選ぶ」を選択し導入したいハードを選び、付属ドライバがある場合(無い場合はあらかじめweb上から探すなどしておく)ディスク使用を選び(もし一覧に載っていればそれを選んでも良い。でも新しいものを入れたほうがいいと思う)インストールします。インストール後IRQやメモリアドレスなどが指定されてきますからそれをメモしておきましょう。一度電源を切りハードの設定を行います。マニュアルをよく読みジャンパーピンやディップスイッチでの設定の場合は、指定されたとおりに設定しカードをさして起動します、ソフトで設定するときはカードをさしてDOSモードで起動(「WINDOUSを起動しています」のメッセージのときF8を押しCOMMAND PROMPT ONLYを選ぶ)し設定ソフトを起動し設定後、再起動してください。 どちらの場合でもカードがISAバスの場合はBIOS上からIRQ等を確保したほうがいいでしょう(2を参照)
もしこれ以外でこの症状のときは5をためしてください。
5のとき
この場合は色々と考えられます。良くある失敗はハードは正常に動いているけどもソフトの使い方を間違えている場合があります。その場合はハードには問題がありませんから、ソフトの説明書をきちんと読んでください。それ以外のとき、結構厄介な場合が多いです。まずすることはスタートアップからすべてのコマンドをはずして再起動してください。ソフト的な問題があるときには、これで解決することもあります。(かつてTWAINとスケジュールソフトとの間の相性というのがありました)それでもだめだったとき、前期の作業のあと電源を切り、拡張スロット(バス)からビデオカード以外のものを抜いて一度再起動してください。正常終了で一度電源を切り(経験上こうしたほうがうまく行くことが多いです)、問題があったカードを一枚さして再起動してください。この作業はどのトラブルの場合でも有効な場合が多いです。もしこれでもだめなとき、根性があれば(根性を出しなさい!でもなれていない人は詳しい人に飯でもおごって来てもらってからその人の前で作業しましょう。)一度WINDOWSの入っているパテーションをフォーマットして再インストールを行います。(上書きインストールはあまり成功率が良くないです。)このときもインストール時はカードはビデオカードのみにしましょう。インストール終了後、普通はISAバスのカードから認識させるのが定石なんですが、この場合は問題のあるカードを認識させます。もしここまでやってやっぱりだめだった時は基本構成パーツとの相性問題か、ハード自体の初期不良です。知り合いがいればそこで作業をして(さすがにフォーマットはできませんけど)だめならば店につき返すか、財布がとっても重くて使い道に困っているとかいう方は私に寄付してください。そこで認識すれば相性ですのでさっぱりあきらめるか転売しましょう。(なお、この作業をするまで軽軽しく相性相性というのは避けましょう。嫌がる人もいます。)
もし、インストールをして正常に認識されれば、ほかのカードを一枚づつ差して認識させていきますが、途中で引っかかること(つまりどれかのカードを入れたときに問題が生じる)があります。そのときはそのカードとの相性が考えられます。PCIのカードの場合でも同じIRQを使用すると動かなくなることもあります。一応IRQを単独にしてみるなどの対応をしてください。また、このときまた、フォーマット→再インストール後、定石的にISAバスから順に認識させていくという手法も試してみましょう。手間を惜しまないことが重要です。考えられるすべてのパターンを行って見てください。
だめなときは片方をあきらめましょう。(爆)

それでもどうにかして使いたい!というときは少し強引なんですが、HDDのみを取り出して、他のマシンにそのHDDとカード類を入れてそのマシンで環境を構築してしまうという荒業もあります。この場合マザーボードリソースなどが移植した側のものが組み込まれてしまうため、元に戻したときこのあたりのドライバが自動的に入れ替えられます。ただしこれをやるとその時は問題が解決しますが、後々問題が出るかもしれません。また他のマシンが無いとこの技は使えませんね(笑)必ずしもうまく行くとはいきません。

OSインストール時のコツ

OSインストール時のコツは簡単に言えば考えられる全てのものをあらかじめ用意しておくということです。特に家にパソコンが一台しかない場合一度HDDをフォーマットしてしまうと「起動ディスクが無い」とかいうトラブルが出ても何も対処できなくなってしまいます。フォーマットする前に「OSのCD-ROM」「起動ディスク(CD-ROM DRIVERの組み込んだもの,fdisk,format,edit等)」「カード類のドライバ」「紙とペン」等は最低限欲しいです。起動ディスクはWIN98の場合は
コントロールパネル → アプリケーションの追加と削除 → 起動ディスク
で作ったものでかまいませんが、95の場合これにはCD−ROM ドライバが含まれていませんので CD-ROM.SYS等やmscdex.exeを自分でconfig.sysとautoexec.batに書き加えておく必要があります。またインストール用の起動ディスクがある場合はそれでもかまいません。
これがどうしてもできないという人への裏技?ですがあらかじめCD内のwin95(又はwin98)のフォルダを全てHDD(出来たらwindowsの入っているドライブ(C)以外)にコピーしておくとよいです。
ここまで準備したらフォーマットをしましょう。起動ディスクをいれて電源を入れてください。CD-ROMドライブの扱いについての選択枝が出ますので適切なものを選んでください。キーボードについての選択枝も出ますがそれも同様です。ドライブの状態の把握をしておきます。
  1. HDDのパーテイションが一つしか無いとき
  2. HDDのパーテイションが一つしかなく、且つこの時点でCD-ROMドライブが使えないとき
  3. 2つ以上のパーテイションがあるとき
  4. 2つ以上のパーテイションがあるが、この時点でCD-ROMドライブが使えないとき
2、4のときは前段階のWin95,win98フォルダのコピーが済んでいることを前提にします。

1のとき
HDDの容量にもよりますが、またフォーマットしなければならなくなったときの手間を省くため2つにパーテイションを分けておく方がよいでしょう。やり方は起動後(インストール用ディスクのときはインストール中止を選びます) a:\>(又はA:\>)でfdiskと打ち、大容量HDDのサポート[y/n](通常はy)、MS-DOS領域の削除を行い、その後 基本MS-DOS領域、拡張MS-DOS領域の確保を行ってください。この基本MS-DOS領域というのがCドライブになるところで、拡張MS-DOS領域の中の論理MS-DOS領域というのがそれに続くDドライブ以降です。ここで自分の使いやすい大きさに分けてください。目安としてcドライブは 2GBあればいいでしょう。それより少ないときは1GBでもかまいませんがそれ以上は小さくするとWindowsの動きが後々おかしくなるのでしない方がいいでしょう。この作業の後アクティブな領域の設定でCドライブをアクティブな状態にしておいてください。fdiskを終了し一度再起動します(起動ディスクはそのまま) 再起動後,
a:\>format c:
と打ちフォーマットを行ってください。D以降も同じです。HDDを分割しないときはここまでの作業はスキップしてください。フォーマットが済んだらwindowsCD-ROMの中身のコピーを行います。次のように進めてください
@
a:\>
a:\>d: (分割しないときは d:はc:\に読み替えてください )
d:\>md win95  (又はwin98 )
d:\>q:  (CD-ROMドライブがqのとき)
q:\>cd win95
q:\win95>copy *.* d:\win95 (コピーがはじまります)

ここでコピーが終了しますので続いてインストールを始めます。

q:\win95>d:
A
d:\>cd win95
d:\win95>setup
この後は画面に従ってください。
2のとき
この状態ではフォーマットを行うと何もできなくなるので、c:\windows のディレクトリを削除して1のインストール作業を行うのですが作業が煩雑になるのでなれないうちは上書きインストールにしておいた方がよいでしょう。作業はあらかじめコピーしておいたwin95のフォルダを使用します。この後作業は
c:\>cd win95
c:\win95>setup
これでインストールがはじまります。
3のとき
この場合、もしあらかじめwin95フォルダをdドライブ以降にコピーしてあるのであれば1のAの作業を、まだコピーが済んでいないのであれば1の@の作業から行ってください。インストールが始まります。
4のとき
この場合は2と同様の作業になります。
c:\>d:
d:\>cd win95
d:\win95>setup
これでインストールが始まります。

本当はこんなことをしなくても起動ディスクを入れてCD-ROMを入れて電源ONでOKなんですが、トラブルを起こしている機体の場合インストール中にCD-DRIVEが見えなくなる危険性(特にIDE接続の場合)があるのでできるだけこの手順を踏んだ方がトラブルは少ないと思います。
この後の作業でトラブルがおきたときは「
組み込んだパーツが動かないとき」を参照してください。

インストールしたソフトが動かないとき
まず、ソフトの動作条件を確認しましょう。OSの確認、必要なスペック、そのソフトを動かすのにほかに必要なソフトは無いか?などがあります。特に最近は色々とプラグインが必要な場合が多いですので注意しましょう。また、ハードに関係するソフトの場合(スキャンニングソフトなど)あわせて上記のハードに関するところも読んでください。
それでもだめなとき、お約束ですがすべての常駐物をはずしてください。また、ほかに起動しているものを終了させてください。これはソフト同士の相性や常駐物が性能を圧迫している可能性を排除するためです。(そのソフトを動かすのに必要なものははずさないでね)
又CDライティングソフトなどで複数のものが入っている場合は一つにしてみてください。
ソフトに関してはあまり書いていないのですがたいていはこれでカタがつきますので(笑)



メーカー製PCのクリーンインストール
メーカー製PCは差別化と称して使えもしないソフトを入れたり(別名、余計なお世話機能)、広告やらが大量に入っていて使いにくいったりゃありゃしません。それにそれらはつかえないくせに場所だけいっちょまえにとって、さらにマシンの速度まで落としています。つまり、これをはずすだけで速度がかなり改善され、遅くて使えないと思っていたマシンもよみがえるかもしれません。
しかし、メーカー製PCは普通どおり再インストールしようとしても「リカバリーディスク」と称した、購入時の状態にしか戻せないディスクがついているのみです。(本当はmicrosoftとの契約違反になるはずです。OEMでもオリジナルのディスクをつけなきゃいけないはずなんですが・・・)これで再インストールしても、購入時も状態にしかできないので意味がありません。また普通どおりWindowsを買ってきても、ドライバ類が公開されていない場合が多く、クリーンインストールの壁が厚いのです。(ただ、WIN2000ではだいぶこの問題は解決されてきたようです。)
ではここからその解決法を書いてみます。ただし、この手法は失敗するとリカバリーディスクからの再インストールから始める事になるので、手順はしっかり確認してください。(逆にいえば、失敗時はリカバリーディスクから再インストールしてやり直してください。)

1、まずWindowsを用意します。
(インストールされているのと同じバージョン、新しいバージョンを入れるときは
 正常のインストールで大丈夫なはずです。)
2、WINDOWSを起動します。必要なファイルはバックアップを取っておきます。
3、Cドライブ内のWINDOWSフォルダ以外のすべてのファイルおよびフォルダを消してください。
(あらかじめこのときウィンドウの「表示」(2000ではツール)から「オプションまたはフォルダ
 オプション」を選びその中の「表示」ダイアログを選びます。その中の「すべてのファイルを
 表示する」にチェックを入れ(2000ではさらに「保護されたオペレーティングシステムファイル
 を表示しない」をはずす)ておきます。)
4、WINDOWSを終了します。
5、通常どおりインストールを開始します。
6、インストールの途中でWINDOWSをインストールするフォルダを聞かれますから、標準の
     「C:\WINDOWS」 から C:\WINDOWS2 などに変更します。
7、その後は普通どおりインストールをします。もし途中で「〜が見つかりません」と出たら
     次の9を参照してください。
8、インストール後コントロールパネルのシステム、デバイスドライバを参照してみましょう。
     いろいろなものに?がついていると思います。一つづつ選んでプロパティからドライバの
  更新を選んでください。(ついていなければ終了です。)
(「不明なデバイス」に入っていても同じ手順です。)
9、ディスク使用または場所を指定で「C:\WINDOWS\INF」を指定してください。
(このとき3の注釈の手法ですべてを切れるようにしておかないと、これは隠し属性なので
 見れません)
10、おそらくこれでドライバを見つけてくれます。その後の作業中「〜が見つかりません」が
   多発すると思います。そのときは次のフォルダを指定してみてください、

   X:\WIN9x  (X はCDドライブ xはOSの数字 95なら5)
   C:\WINDOWS\SYSTEM
       C:\WINDOWS
     製品付属の ドライバCDがついていればそれ

11、これを?のすべてについて実行してみてください。また、ドライバがもしHPなどにアップ
   されているならそちらを使うことをお勧めします。




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