鹿児島発長野行、最大23時間連続乗車日誌画像リンク多用しています

 社会人になるとなかなか長時間かけての旅行というのが難しくなってきました。それでも不良社会人に徹して

おりますので文句あるなら辞めてやるわと、結構あっちこっちには行っておる次第であります。
【仕事なんか飯の食い扶持に過ぎません】

しかし正月休みというのがなかなか曲者で、どこもかしこも正月料金、割引きっぷも適用期間外とどうもいただけ

ません。せっかくなら1月の6日くらいから一週間くれたほうがうれしいんですがね・・・。
 
それでも休みは休みです。ここは社会人らしくどーんと豪華に18きっぷで長野まで旅立ってみることにしました。



・・・オイ・・・18きっぷかよ・・・どこが社会人らしいんだよ・・・

・・・いや予算が・・・ちょっと・・・

・・・いくらだよ・・・

・・・6万くらいかな・・・

・・・18きっぷじゃなくても行けるだろうが・・・

・・・いや2往復分・・・先週群馬に行ってきたから・・・残り3万くらいかな・・・

・・・・・・



まあ理由はこんなわけで・・・旅程には金をかけないというポリシーにより、学生時代にさえ使ったことがない18

きっぷを使う羽目になってしまいました・・・うぐぅ。

旅程

まずは18きっぷを有効に使う方法を考えます・・・。今年(13年)の正月休みは暦のおかげで29日からになって

おります。18きっぷを有効に利用するためには夜行快速を使うのが常套手段です。九州からの場合、博多を21:16

に出るムーンライト(以下ML)九州、又はML山陽を使う方法と大垣からMLながらを使う方法が考えられます。

しかしML九州に乗るためには出水17:42のつばめ22号に乗らねばならず、仕事の都合上無理です。また18きっぷ

を有効利用するという面から見ても効率的では在りません。

翌日早朝に出発し翌日のMLながらに乗るというパターンです。


出水05:34発 → 熊本07:33着 08:23発 → 大牟田09:18着 09:33発 → 小倉11:52着 12:21発 →下関 12:28着

12:48発 → 岩国15:52着 16:06発 → 岡山19:28着 20:24発 → 姫路21:44着 22:02発 → 京都23:28着
                  (山陽シティライナー)                     タイムリミットは大垣23:09
       
               
これだと完全に普通列車乗り継ぎだと京都でタイムリミットになってしまいます。しかしいいところまでは来れるので、

旅程を煮詰めなおして見ます。そうするとまず熊本での待ち時間に無駄があるようです。ここに特急を使ってみます。

一日目

出水05:34発 → 熊本07:33着 07:45発 → 大牟田08:19着 08:45発 → 博多09:51着 09:55発 → 門司11:17着
                       (有明8号)                 E    @         G

11:19発 →下関11:25着 11:31発 → 小郡12:52着 12:54発 → 岡山18:02着 18:04発 → 姫路19:24着 20:00発 
 F↑        F    H↑        となり(山陽シティライナー) I    N↑      (この間に夕食確保)   
(前の方1号車が良)  (前方階段降りて左、編成短し)(広島で5分停車)    (帰宅ラッシュにぶつかる走れ)
→ 米原22:20着 22:25発 → 大垣22:57着 23:09発
       となり                  @(ムーンライトながら)


あえて熊本、大牟田間に特急を使うこととします。(こうすれば熊本で約15分の休みが出来ます)

ただし平日に移動する場合は、表中の大牟田発の快速がないため、八代、熊本間に特急を使い先行の普通列車に

乗らなければなりません。(表中の方法で移動するためには、特急を大牟田ではなく瀬高まで乗れば間に合います)

以上のような方法を選択しました。つまり29日23:09大垣発MLながらの指定券を確保すればいいのです。

・・・12/29?・・・そういえばなんかあったような・・・げ・・・冬コミ二日目だよ・・・   取れるのか指定券!!!


二日目せっかくだから冬コミ一般参加します

東京04:42着 (京葉線、りんかい線を乗り継ぎ国際展示場)

上野14:40発 → 高崎16:30着 16:42発 → 横川17:14着 17:20発 → 軽井沢17:54着 18:20発 → 小諸18:44着 19:00発
                                       (JRバス関東)         (しなの鉄道)
→ 小淵沢21:10着 21:14発 → 上諏訪21:41着

三日目

上諏訪11:10発 → 飯田13:35着 13:54発 → 天竜峡14:20着 15:14発 → 本長篠17:19着 17:37発 → 豊橋18:10着
                                                 新城でも乗換可→(ワイドビュー伊那路4号)
18:32発 → 米原20:34着 20:39発 → 大阪21:59着 22:08発
 (休日は名古屋乗換)                    (ムーンライト九州)
伊那路号を使わないとどうしても間に合いません。先発出ると間に合うのですが、それだと9時ごろに出ないとならな くなるので、ここは特急を使用します。うーん後5分早くつけば・・・。それでもML九州の始発京都乗換はきついので そのまま大阪まで先回りします。(客車と電車の速度差を期待します。でもこの客車速すぎ・・・) 四日目 小倉06:06着 07:07発 → 夜明09:12着 そういえば、まだ日田彦山線に乗ってなかったので寄り道をすることにしました。 2日目以降はそこまでないのですが、1日目は結構きついです。岡山なんか2分ですし・・・それもラッシュ時間帯。 発着番線、留意事項を記載しておりますので、もし同じルートを使われる方がいらっしゃいましたら、ご参考まで。 がんばれみどりの窓口 ・・・うぐぅ。指定券取れませんでした・・・。発券予約をしていたのですがまじで発売開始15秒でなくなったようです。 駅員さんも首かしげてました・・・。一応キャンセル待ちをいれておきます。最悪時は救済臨を使います・・・。 乗れるかどうかわからないけど・・・。 次に二日目の泊りを確保します。しかし何処も正月料金・・・。でもせっかくですからそれなりに奮発して正月料金に 飛びこんでみました。ただ温泉地なので旅館(英語だとjapanese styleというらしい)が多く、ひとり客は非常に肩身が 狭いのであります・・・。温泉地まで行ってビジネスというのも(銭湯廻りもいいのですが)なんか行った意味を感じ ないのでもう少し調べてみることにしました・・・。 やっぱweb様々だねぇ 探せばあるものですねぇ・・・。旅館のビジネス設定というものが見つかりました。値段設定も手ごろ(地方のビジ ネスと比較すれば)ですのでそこに決めました。ネット上から予約できるというのも敷居が低く好感が持てます。 ふと忘れていました。掲示板の存在。そう言えば以前、旅行時に見たサイトに交換掲示板があったのでチェックを 入れてみます。(参考夜行快速列車)ありましたよ・・・。 キャンセル待ちはあまり期待できなかったのでこちらで入手しました。 (キャンセルするの忘れてたけど、結局最後までダメでした・・・) きっぷの準備 メインは18きっぷですが、行程の都合上、それなりに補完するきっぷが必要になっております。 1802011.jpg それでも今回は日程の割にきっぷが少ないですね。ワープは限界まで削ってあるので・・・ 今回の計画は分刻みです。乗換駅、発着番線は先週確認しているので、今回はそのぶん楽です。おまけに                                  荷物を旅館に送ってあるので、もう楽勝です!???ってなんか荷物が重いぞ??? (着替えの類は、どうせ使いませんから送っておくと便利です、コインロッカー代と考えれば安いものです) 手荷物確認・・・ カメラ、財布、メモ帳、筆記用具、ペンライト(意外と便利)、保険証のコピー(重要)、テスター(たまに役に立つこと もある)、空気枕(あると便利)、常備薬(あるに越したことはない)、時刻表、コミケカタログ・・・ すいません・・・最後の二つで5キロくらいあるような気がするんですが・・・。でもさすがにおいていくわけには・・・。 ということで、意味不明に重い荷物を担ぎ出発です。 1日目 毎回お世話になる出水0534発熊本行普通列車です。この時間はまだ出水駅改札があいていないようですので、 そのまま改札を通過し車掌さんに日付印をもらうことにします。 「あ〜すいませんねぇ、日付印もってないんですよ・・・改札で押してもらってください。待っときますから」 (検札するつもりないんですね・・・あなたは) ・・・ちらと見るといつのまにか窓口が開いています。荷物だけ置いて跨線橋を再び渡り改札に向かいます。 しかし出水駅の鋏(はんこというか・・・)えらく磨り減ってますね。日付以外判読不能です。 再び跨線橋を渡って列車に戻るとそのまま発車となりました。 さすがにまだ外は暗く、ホームが蛍光灯の明かりに浮かんでおります。個人的にはこういう時間に出発する のが好きですね。どこか山で初日の出を見に行くのか大型のザックを担いだ人が乗っています。 この列車、いつもは日奈久あたりから通学列車になるのですが、学校が休みに入っているため、さすがに空いてい ます。八代では3番ホームに有明6号が待っています。今回は熊本乗換ですので利用しませんが、実際は八代、 熊本間をワープした方が少し安上がりになりますが、この後の乗り継ぎに余裕がないのでお勧めできません。 千丁でこの有明8号に追い抜かれることになります。 熊本では、唯一時間の余裕(13分)あるため、構内のコンビニ(生活列車)、パン屋(トランドール)で買出しをしま す。できれば、petボトルのお茶を多めに買っておくこと(私は2本くらい)をお勧めします。 ここからは大牟田まで有明8号でワープします。先週利用したときに回数券(2枚きっぷ)を買ってあるので、1200円 のワープ代です。さっき買い込んだ朝食と、トイレを済ませておきます。所要時間30分くらいですが快適に大牟田                            (普通列車の中には付いていないものもあります) 到着です。ここから門司港行き快速は門司までは乗換なしで一気に進みます。途中博多で少し余裕がありますので、                                   (平日は博多乗換がありますので、あまり時間がありません) 新聞を入手、なお新聞はとっておくといろいろ使えて便利です。休日といえどこのあたりの区間は結構込ん でいますね、荷物が少なくてよかったです。次の下関行きは小倉でも乗換可能ですが、乗換時間が1分しかないので お勧めしません。そんなに込んでいませんし、編成も長いので慌てなくても門司で大丈夫ですが、できれば前の方                                                                (下関方) に乗ったほうが、下関乗換が便利です。何しろ次の小郡行きは3両(場合によっては2両)ですのでシーズン中は競争 になります。ただ、下関のホーム売店が降車ホーム中央ですので、昼食を買われる場合は中間に乗ってください。 これは列車の込み具合で判断してください。小郡行きは前方階段下って左9番乗り場です。 ちなみに下関の「ふく寿司」はうまいです。 fuku-o.jpg
下関といえば河豚でしょう。全体的に甘めの味付けですので好みは分かれるかもしれません。 小郡まで1時間20分です。編成が短いので結構込んでいます。とりあえず先ほど仕入れた弁当をつつきながら 車窓を眺めておきます。しかし何でこの区間気動車なんでしょう?まあ無機質なモーター音よりはるかにいいの ですが・・・。小郡からは約5時間の乗車になります。115系山陽シティライナー岡山行きが向かい側に待ってい ます。山陽本線は在来線特急がありませんから、このような長距離快速は中距離移動の手段として重要と思わ れます。この区間は思ったより稼働率が高く、どの駅でも降車しただけ乗車してくるという感じでした。 車内は関西圏で新快速で使われているものと同じ転換クロスシートです。個人的にはシートピッチが狭いので 余り好きではないですね。ですから車端の固定クロスになっているところに陣取ります。それでもこのシートは疲 れますね、普通の固定クロスの方が疲れが少ないような気がするのですが気のせいでしょうか? seat211.jpg
体感速度的には120kくらい出ているような気がしますが、岩国付近までは線形があまりよくないのか速度のせい で結構左右にブレます。その後はそれなりに快適な乗車になりましたが・・・。 「大和町 伊藤博文生誕の地」ふーんそうなのか。窓の外を見ているといろんなものが見えてきますね・・・ 「無人販売 干アジ ・・・」なんだよ・・・その組み合わせは・・・ 広島では5分停車になります。次は姫路(19:24)まで余裕がありませんので、ここでおやつを仕入れておくことに します。 yama-o.jpgyama-i.jpg
これは前週に購入した「山のおべんとう」700円です。なおこの弁当は寄付金つきになっており、山岳保護のために利用されるそうです。 弁当の評価は・・・寄付金の金額がどのくらいかわからないのでなんともいえませんが、量が少なすぎです。 広島、西条間はノンストップで進みます。今回もここで検札がきましたので、いつもこの区間でやってるようです。 日が傾きかけてきましたが、それでも全行程の半分も行っていないというのは何か悲しくなりますが・・・。 次の岡山は時間がありません。2分で10番乗り場から15番乗り場まで走ってください。ちょうどラッシュ時間に重な りますので、先頭車とか最後尾には載らないほうが賢明です。ちなみに2号車の後ろあたりだと、ちょうど前方階段 のあたりになります。どっちにしても座れませんが、下手すると人ごみに飲まれて乗り遅れます。 今回も座れないなとあきらめていましたら、熟年男性御一行が席を空けてくれました。ついでにビールとつまみまで もらってしまいました・・・。讃岐うどんを食べに行った帰りで京都まで戻るそうです。乗換の相生までしばし旅につい て語り合いました。最近こういうのがあんまりなくて時代の流れを感じておりましたが、久々に嬉しい時間でした。 次の米原行き新快速は通常は相生で乗換なのですが、このまま進むと夕食が確保できなくなるので、姫路で下車し                               (大垣で30分あるのですが、時間が遅く店が閉まってしまいます。) ます。構内のラーメン屋を今日の夕食にしました(値段なりでした)。この時間でも店が閉まり始めていますので、 少し早めに動くことをお勧めします。 そういえば入場時に危うく鋏を入れられそうになりました。前の5枚つづりのときと違って、日付が小さいですから、 たまにこういうこともあります。 姫路からは一気に新快速で米原に向かいます。前週はイベントの一環で明石海峡大橋がライトアップされていたの ですが、今週はいつ通過したのかもわかりませんでした。いつもしてくれてたらいいのに・・・(って電気代の無駄か) 京都を通過すると徐々に乗客が減ってきました。しかし115系、211系と計8時間近く同じタイプの車両に乗っていると さすがに飽きてきますね。通常のクロスシートだと自由に座り方が選べるためそう感じないのですが、このシートは 尻のすわりが悪いため腰が痛くなります。それに転換クロスは乗車定員が少なくなるため座れない可能性が出て きます。さらに言わせてもらうとシートピッチが狭くなるのも荷物が多いときは問題ですね。足元に置くとき隣の方に (たいていは始発から乗れるので問題ないのですが) 申し訳なくなります。米原では隣のホームに8両編成の車両が停車中でした。話では2両編成と聞いていたので、 ドアの前で待っていたため拍子抜けでした。 大垣まで1時間です。乗客は名古屋から高山方面に向かうのだろう登山装備の人と、ながらに乗るであろう、比較 的軽装備な人の2つに分かれていました。なんかちらほらコミケの話題が聞こえてきました・・・。 (けっしてオタクなひとなどといっているわけではありません) 大垣からはMLながらです。ふー、ここまで遠かったです。一番線からの発車となります。私は9号車(先頭車両) ですのでホームはずれで待っておきます。あー、隣には救済臨がとまっていますね。思ったより空いていますが、 座るのは無理でしょう・・・。おそらくコミケが2日目というのと、この冬から青春ドリーム号という大阪、東京間の 激安高速バス(なんと5000円で18きっぷ+ながらより安い!)が登場したため移動手段が分散したせいもあるで しょう。 nagara.jpgkyuusai.jpg 左;MLながら、右;救済臨です。うーん、510円+努力の差か・・・。 今回は発車した途端に検札が回ってきました。前回乗車時は救済臨が運行されていなかったためか指定券購入 で立席も認めていましたが、今回は追い出されています。 名古屋で急行ちくまの遅れのため、救済臨と発車が入れ替わってしまいました。横のホームを見るとすでに救済 臨には立ち乗りが出ています。さすがに私は東京まで立っていく体力はないです。 この列車は減灯されないので、なれていないと寝にくいかもしれませんが、長時間乗車で結構疲れが来ていた私 は、あっという間に寝てしまいました。おかげでこのあとの記憶がありません。 2日目 次に気づいたのは浜松町でした・・・。浜松町では数名が下車し走っていきます。おそらくモノレール、ゆりかもめ 経由でコミケに行く組でしょう。そこまで急ぐつもりはないので(というか眠かった)東京まで乗車します。 東京では追い立てられるように下車させられます。寒いからあんまり急いで降りたくないんですけどねぇ。 ホームでしばらく待っていると救済臨もやってきました・・・っていつの間にこんなに乗ったんだ?大分での帰宅ラッ シュ並に乗ってます・・・なだれを打って降りていき地下ホーム(京葉線)に向かっていきました。 適当に休憩も取りましたので、遅ればせながら国際展示場に向かいます。京葉線はそこまで込んでいなかったか のように見えましたが、改札でびっくり。むちゃくちゃですね。自動改札を飛び越えるんじゃないか?って勢いで走り 抜けていきました。我々18きっぷ使用者は有人改札でしばらく待たされました。やっと改札を抜けると臨海線のきっ ぷ売り場にも行列ができていました。なぜかパスネットを持っていた私はとりあえずこの行列は回避できましたが、                             (先週調達しておいた・・・) 階段にも行列ができていました・・・。しかしうわさには聞いていたのですが壁張り広告がすごいですね。                                      (アニメ、ゲーム系ばっかりで普通の広告が1枚もない) ビックサイトにつく前から気分はコミケ会場になってしまうような壁張り広告・・・なかなか妙な気分です。 まあ、このことをあんまり話しても仕方ないので・・・ちなみに入場待機列は北駐車場のA10、入場時刻は11:00頃 でした。あと、前日博多駅で購入した新聞はここで敷物として活用されました(それでも冷たいのですが) まあ、5時前に並んだせいか比較的早く入場できたため、適当に見物して混雑する前に引き上げました。東京駅ま ではバスで引き上げ、いよいよ信州に向かいます。そういえば改札の人によるのだとは思いますが関東エリアに 入ると18きっぷの日付のチェックが厳しくなりました。。ここまでは18きっぷというだけで通してしまう人もいたので すがね。 高崎線信越本線経由で横川に向かいます。先週来た時に高崎でこういうのにぶつかりましたので載せておきます。 ef60.jpgel40.jpg 水上、上野間でよく運行されているEL-SL○○号ですね。(今回は浪漫号)当日は上越線積雪のためELでの運行でした。 ついでに、先週来た時に購入した弁当を・・・。 daruma-o.jpg
信越線で横川に向かいバスで碓氷峠越えをします。できれば線路がある時代にきたかったです。 bus.jpg
JRバス関東運行です。基本的に途中での停車はありません。所要時間は35分です。 軽井沢は氷点下2℃でした。風はないので空気は冷たいのですが、そこまで寒さは感じません。残念ながら青の シルエイティとパンダトレノは見ることができませんでした。もうあたりは真っ暗ですがしなの鉄道に突入します。 軽井沢駅は奥が新幹線、手前(旧在来線ホーム)がしなの鉄道になっています。発車までは少し時間があります ので、構内の立ち食いそば屋でそばでも啜ることにします。「峠の釜飯」もまだ残っていたのですが、一回食べて いるので今回はパスします。しかしこれが立ち食いそばの分際でなかなか美味。出来上がるまで普通より少し時 間がかかりますが、その価値はあります。そろそろ出発時刻ですのでホームに降りていきます。・・・何かどこかで            (あくまで立ち食いそばレベルでの話ですが) 見たような列車ですねぇ。 sinano.jpg
115系ですね・・・うー、これって長野色にステッカー貼っただけじゃないですか? それも側部はJRマークを塗りつぶした跡が見えるし・・・。 ついでだからどーでもいいけど公式ページ内のリンク切れは勘弁してくれ・・・。 車内だけだとまったく代わり映えのしない列車で小諸に向かいます。経営が大変なのはわかりますが、もう少し個 性を見せないと何にも変わりませんよ。なんか5年後の出水を見ているようです。                               (盲腸線じゃないだけましかもしれませんが・・・) 気のせいか列車の運転速度が遅いような気がします。原因はよくわかりませんでしたが雪のせいだったのかもし れません。小諸からは小海線に乗り継ぎますが、ここで懐古園という山城(らしい)を見に行くことにします。この 山城は谷間に作られているということだけ話に聞いていたので、戦術上とっても不利ではないかと思っていました が実際はそんなに谷間というわけではありませんでした。桜の名所でありなかなか見事だそうです(伝聞) 小海線に入ります。本当は日の出ているうちに乗りたかったのですが、日程の都合上こんな時間になってしまい ました(現在19:00)。 kiha110.jpg
キハ110。ワンマン運転が基本のようですが、小海までは車掌が乗務していました。 この路線の見所はなんと言っても眼前に広がる八ヶ岳連峰とJR線最高所の通過ですが、あいにく夜間のため 前者は期待できません。そのため後者のみの見物となりました。 nobeyama.jpg
野辺山駅です。ご丁寧に最高駅であることをアピールしております。 これで最西端、最南端、最高所を制覇しましたので残りは最北端、最東端、最低所です。 JR線としての最高所は野辺山と清里の間になります。列車はこのピークをゆっくりと越えていき、下りつくと終点 の小淵沢です。23時間列車に揺られ、冬コミに並び、さらに8時間近く列車に乗っていれば、さすがに疲れてきま したが、今日のゴールはもうすぐです。小淵沢では数分の待ち合わせのはずでしたが、すこしおくれて入線して きました。寒空の下待たされていたので飛び乗るように乗車し、上諏訪に向かいました。 チェックインは10時までですので、こけない程度に急いでホテルに向かいます・・・って、うぐぅ迷った・・・。 どうも地図の縮尺があっていないようです。一応確認の電話を入れ、通りを確認して向かいました。 その日は2回温泉に入り、さらに朝風呂まで入って温泉を満喫しました。ちなみに「そば粥」なるものが美味でし た。 3日目 晴れ渡り爽快な朝でした。朝食後周りを散歩してみます。空気の透明度が非常に高い感じがします。日本のス イスと呼ばれ精密機械工業が発達した所以が納得できました。 あと、宿泊したホテルに遊覧船の割引券があったのでこれにも乗船してみます。 suwa.jpg
上諏訪駅構内にはホームに露天風呂があり、入場券又は乗車券で入れます。ただいつも込んでいるようです ので、運がよくないと休日に入るのは難しいかもしれません。 kamisuwa.jpg
上諏訪からは12:30岡谷発豊橋行きに乗れるように出ればいいのですが、時間が中途半端でしたので11:10 上諏訪発飯田行きに乗車し先発することにします。辰野で分岐し飯田線に入ります。飯田線は総延長205.2km の路線でおそらく地方交通線では一番長いのではないでしょうか?進行右手に中央アルプスの山々を見ながら、            (未確認。情報求む) 天竜川を下っていきます。景色はいろいろと変わりますので飽きはあまりきません。 calps2.jpg 車窓から中央アルプス方面。 ina.jpg
伊那福岡駅だったかな?列車行き違いで少し時間ができました。 昼過ぎの13:35、飯田到着です。1番線には「ワイドビュー伊那路」がかなりの乗車率で発車を待っておりました。 昼も過ぎていることですので昼食を考えたのですが、よく考えれば今日は12月31日、駅前商店街は結構な規模 があるのですが店はほとんど閉まっており、土産物屋が営業しているだけでした。 とりあえず茶で腹をごまかして天竜峡行きの列車に乗車します。短距離運転のためかワンマン運転です。 飯田を出てしばらくすると進行左手に天竜川の谷が見えてきます。まあさっきの乗車が長かったので気分的には あっという間に天竜峡到着です。う・・・ちょっと後悔したかもしれない・・・。飯田でもう少し町の中を捜した方が昼 飯にありつけたかもしれません。天竜峡駅周辺は天竜峡下りを中心とした完全な観光地で、ほとんどの店(といっ てもほとんどない)が閉まっており、やはり土産物屋が開店休業状態で店を広げているだけでした。 tenry-1.jpg
周辺を探索しているときに撮影。この少し上流(写真手前)から天竜峡下りの船が出ています。 雑貨屋が一軒開いておりましたので、パンと茶で今日の昼食にします。駅でパンをかじっていると、おそらく地元 の鉄道愛好会であろう方が、待合室に展示してある鉄道写真を差し替えていました。飯田線を中心とした写真で 結構年代ものも含まれていました。 ホームに入ると、「佐久間レールパーク」なる鉄道のテーマパーク?のリーフレットが壁張り広告にされていました。 少し興味があったので改札で余っているものをもらいました。0系運転台展示が売りのようで運転台だけ切り取っ た0系があるようです。また各種機関車展示と運転シミュレータもありますが、おそらくこのあたりはこの手のテーマ パークとしてははずせないのでしょう。 やってきた列車は豊橋行きですが、終点まで乗るとML九州に間に合わなくなるので本長篠からワープします。 列車は天竜川を左右に見ながら下っていきます。ちょうど山の陰になるところには雪もちらほらとみられます。撮影 をと思ったのですが、手持ちがデジカメしかなかったためうまくいきませんでした。車窓の眺めはいいのですがシャッ ターチャンスが短いのでデジカメでの撮影はあきらめ眼に焼き付けるのみにしました。中部天竜には先ほど見た佐 久間レールパークがあります。休日には豊橋からここまでトロッコ列車が運転され、佐久間ダムまでの一連の観光 ルートが作られています。そういえばこの路線有名な駅がありましたね。 kowada2.jpgkowada1.jpg あ、断っておきますが、私は宮内庁の回し者じゃありませんので。基本的にはまったく関心もありませんので、あしからず。 まあ、あの一族に対しては同情はしますがね・・・。 小和田駅です。漢字で書いた方がわかりやすいでしょうから・・・。 ちなみにこの駅周辺には確か家が一軒あるだけでほかには何もなかったはずです。以前は工事関係の方が住んでいました。 まもなく本長篠です。ここからは時間短縮のため特急に乗り換えます(このまま行くと0分乗換)本長篠で降りると、 同じ乗換をされる男性も下車されてきました。ここよりもう少し上流に実家があり、静岡まで帰るそうです。 乗り換えた特急の中でしばらく話していましたところ色々と聞くことができました。あんまり旅行中の会話じゃなかった かも・・・。 ・この近辺の白い岩は花崗岩でフォッサマグナ一帯に広がっていること。(そういえばこのあたり範囲に入ってるんですねぇ) ・さっきの本長篠には、三河徳川家の菩提寺があり、すぐ近くに(隣駅ですが)長篠城跡がある。 ・飯田線は天竜川水系の豊富な水力発電を背景とし、工事また地元還元するため、辰野まではじめから電化されていたこと。 特に3番目はこの地方交通線が全線電化されていることが不思議だったため有意義に聞かせてもらいました。新 城で先ほどまで乗っていた普通を追い越し豊橋につきます。ここで先ほどの方とはお互いの旅の無事を祈り別れま した。 inaji2.jpg
ワイドビュー伊那路号です。この後ホームライナー大垣で運用されその後ムーンライトながらの前3両になります。 特急運用時は車端のセミコンパートメントは指定席になりますのでご注意ください。 豊橋では15分余裕がありますのでまた再び立ち食いそば屋に向かいます。とはいっても昼が軽かったため米が 食いたかったので丼ものに手を出しましたが・・・辛かった。あと夜食用に豊川稲荷名物いなり寿司を買っておきます。                                        (濃い目の味付けですが、なかなかです) ここからは快速で米原まで直行です。数日後にオーバーランをして事故を起こす名鉄羽島線を見つつ進みます。 米原からの新快速では一応京都でもML九州に乗り継げるのですが、時間がないので新大阪でML九州に乗り継ぎ                      (それでもあまり余裕はない・・・客車のはずなのになんでこんなに速いんだ?) ます。 mlkyu11.jpgmlkyu2.jpgmlkyu3.jpg ML九州号です。左;自由席(14系ボックスシート)、中;指定席(14系リクライニングシート)、右;指定席車内です。 車内写真手前に見えるのは大型荷物置き場です。(本来シュプール号で運用されるため) さすがになかなかの込み具合です。しかしうわさ通り、MLながらなどと比べて、シートピッチが狭いです。私は平気 ですが足の長い方は苦労するかもしれません。車内は異常に暖房が効いていました。さすがに疲れたので早々に 寝ます。 ・・・起こされました・・・検札です(0時頃)。もう少し早くやってくれてもいいような気もするんですが・・・。 4日目(元日) 気が付くと門司でした。小倉から日田彦山線に乗換え夜明に向かいます。あ、モノレールの企救丘駅って志井公園 駅で連絡しているんですね。地図では別々になっていてもこういう風に乗り継ぎ可能な駅があるのは現地に行って みないとなかなかわからないものです。 残念ながら夜は明けてしまいましたが彦山線で初日の出を見ることができました。 yoake.jpg
夜明駅で記念撮影をし、駅備え付けの旅のノートに2002年一番乗りをしての旅行は終わりました。 mainに戻る
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