熊本市交通局
熊本市電は現在、健軍町から辛島町を経て田崎橋に至る第二系統9.2kmと、辛島町から分岐し
上熊本駅前に向かう第三系統9.4kmである.ちなみ第一系統はというとすでに廃止になっている。
ちなみに市電全盛期の路線は以下の通りとなっている。
第一系統 子飼橋一辛島町一熊本駅前一田崎橋5.5km
第二系統 熊本駅前一辛島町一健軍町8.7km
第三系統 上熊本駅前一新町一水前寺体育館前(現、市立体育館前)6.6km
第四系統 上熊本駅前一藤崎宮前一水前寺体育館前5.4km
第五系統 健軍町一藤崎宮前―浄行寺前6.5km
第六系続 交通局前一辛島町一南熊本駅前3.6km
全盛期当時の路線のちょうど市内に当たる部分はそのまま残っていることになる。ダイヤは時間
帯によって差があるものの約5分間隔で運転されており、特に運転系統の重なる健軍町から辛島
町の間は便数が多くなっている。ただ上熊本駅方面への第三系統は交通量も少ないためダイヤが
若干間延びしている。所用時間はどちらも約42分である。熊本市では市街地にJRの駅がないため
駅と市街地を姑ぶ市電は非常に大きな役割を果たしている。確かに同路線にはバス路線が部分的
につないでいるところもあり、また電車の速度は16.1km/hとなっておりかない遅い。しかしながら市
電の走っている市内中心部は交通量は多いが、交通は電車優先であるため車ほどの混雑は起き
ない。実際に朝のラッシュ時に関しては自家用車やバスよりも速い速度で運転されている。また路
線も移動の多い区間を結んでいるために利用客もそれなりに多い。また路線上に学校も多いため
通学路線としても役立っている。このように書いていると熊本市電はただ地の利があるだけで存在
しているようにおもえるがそれだけではない。かつて昭和50年頃熊本市電も廃止を検討され実際
廃止寸前までなったこともある。その時は公害問題の気運の高まりやオイルショックの影響から
廃止は延期され、その後モノレールヘの転換も計画されたが費用等の面で折り合わず廃止は撤
回された.その後交通局は停留所:こ防護策付き安全地帯、一部に電車接近表示板を設けたり、
全国初の冷房車の投入、これまた全国初の超低床車両の導入、ダンゴ運転(立て続けに電車が
くるアレです)を防止し運行正常化を行う運行管理システムや全列車への無線の導入終電の延長
や増便を行ってきた。これも現在まで続いている理由ともいえる。
熊本市電の車両
現在の熊本市電には新旧の車両が混在しており、皆さんが路面電車というて想像されるような、昔
なつかしい車両から最新型の車両まで幅広く存在している。旧型の車両は昭和55年主でにすべて
冷房車に改装され、その後昭和57年からVVVFインバータ制御車を導入開始し製造された西暦の
下2桁をとつて8200型、廃車1200型の台車に8200型の車体を組み合わせた8500型(これはイン
バータ制御ではない)、9200型と呼ぶ.別に開業70周年を記念して作られた101型(レトロ電車)、
そして超低床車両の9700型が存在する。
この9700型は路面電車の発達しているドイツで設計され新潟鉄工所でライセンス生産されている。
この車両は車高が非常に低く乗降ステップ部では停留所の安全地帯との高きの差はわずか12cm
であり、車内には車椅子専用のスペースが存在する。これからのバリアフリーという観点を見据え
ればすばらしい車両である。この車両が優れている点はそれだけではない。台車が削減されたこと
による軽量化、それに伴う運転性の向上である。加速度もよく最大速度は70km/h(実は100km/h
位は出るらしい)である。しかし欠点もある。まず車両の値段が従来車両の2倍である。また、個人
的主観が入るが乗ってみると、加速、減速性能がよすぎるため乗り心地は悪いような感じを受けた。
座席に座っていて加減速時に体が振られる位ある。
インバータ制御車両とは主動力制御にインバータを使用する事で加速に応じて入力周波数を変化
させ制御するシステムである。このメリットは交流モーターを使用するので車両の補修作業が容易
になる。入力を直接変化させるので電力消費の効率化が行える。デメリットとしては、独特の音が
する(これがかなりやかましい)回路が複雑になるため車両コストが割高になるということがあげら
れる。
熊本市電9700型(wmv形式 動画)
辛島町到着
車内1、車内2
熊本市電8500型(wmv形式 動画)
健軍神社前到着
熊本市電101型(wmv形式 動画)
健軍出発
路線について
第二系統は終点の田崎橋の手前が熊本駅前である,そのため市中心部の辛島町にある交通セ
ンター(市内、郊外線のパスが発着する)との相互の乗り換えに重要な意味を果たす,第二系統
の終点である上熊本駅ではJRと熊本電気鉄道菊池線に連絡し市の北部に連絡している。また途
中、洗馬橋という電停があるが、これはあの「あんたがたどこさ、・・・・・くまもとどこき、せんばさ」
の歌で有名なの洗馬である。そのせいかはしらないが狸の像がある。ちなみに洗馬橋と隣の新町
との間は道路に敷いた軌道を走るのではなく、普通の竜革と同じように専用の軌道を走る。そのた
めこの間には熊本市電で唯―、踏切がある区間です。
熊本市電は市内全域に路線を伸ばし、市内郊外相互間の交通機関を結ぶ重要な輸送機関でした。
しかしながら路線が縮小された今もなおその役目は変わっていません。利用者がかつてよりも減っ
たとはいえ、それでも市民生活の一部として定着していることには変わりありません。これも交通局
の営業努力と市民の協力の下に成り立っています。これからも現存する市電の牽引役としてがん
ばってほしいです。
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