北越急行乗車記
わたくしsysopふぁんとむは今年3月末新潟に行ってまいりました。「てつ」(*鉄道マニアのこと 以下略)では
ない周りの人間には「雪が見たくなった」と口実をつけてはいましたが、てつから見ればその行程がまともでは
ないことは一目瞭然です。
日程
一日目
宮崎港 19:10
二日目
大阪南港 07:30 南港かもめFT (バス) フェリーターミナル (南港ポートタウン) 住之江公園 (四ツ橋) 西梅田 (徒歩) 大阪 09:30発 (東海) 長浜 11:03着11:05発 (北陸) 福井 12:56着 13:20発 (北陸)金沢14:37着15:26発はくたか13号 (北陸) 富山16:00着16:34発 (北陸 )直江津18:40着(泊)
三日目
直江津7:37発(ほくほく)六日町(折り返し)美佐島(折り返し)越後湯沢11:57発 (上越) 水上12:38着12:45発 (上越)高崎(信越)横川(折り返し)高崎(高崎、京浜東北)東京(泊)
四日目
秋葉原(京浜東北)蒲田(京浜東北)川崎(バス)川崎港19:30発
五日目
宮崎港
一見観光地も押さえていて普通に見えるかもしれませんが・・・そうです、観光地らしく見えるものは、すべてただ
の乗換駅で、移動時間しか計算されていないのです。ほーら、やっぱり普通じゃない。
旅の目標は雪が見たかったというのもあるのですが、一番は北越急行に乗ること、次に上越・信越本線。そして
目指すは三食駅弁という別の意味でやたらに豪華な旅をするというものでありました。
計画
まずこのたびをするために必要なもの・・・うーん、やっぱり先立つものが無いと・・・。このために大根の箱詰めと
いう肉体労働で旅費を稼ぐ。目標金額は五万円。若干不足したものの幸い正月にやった郵便配達の給料が残っ
ていたためそれを充てる。
次に計画です。いかにバイト代があるからといっても無駄に金を使うわけにはいかない。第一私のプライドが許さ
ない。よって全線普通列車を使うことにし、時間的無駄と旅費節約のため、出発拠点までの移動は生協割引の
きく船を使うことにした。(というより、ただ船旅がしたかっただけといううわさもある)練りに練った結果上記の様な
行程となる。しかしこの日程を組んでいて感じたことは金沢、富山間の接続の悪さと上越線の越後湯沢、水上間
の便数の少なさである。前者は特急、後者は新幹線を使えといわんばかりの状況である。金沢、富山間はまあ
「681系はくたか」に乗りたかったというのもあったので、おとなしく特急を使うことにする。しかし後者は上越線に
乗るという目的を果たすためにはどうしても譲れない。しかしその日のうちに横川を回って東京にでるには、越後
湯沢11:57発の水上行きに乗らなければならない。この時点から強行軍が予想された。
切符の予約
生協の旅行部に切符の予約に行く。なぜ生協じゃないとだめかというと、ここで予約しないと船の生協割引が使
えないからである。このとき問題になったのはこの鬼のような乗車券の経路である。
この経路は「大阪市内 東海、北陸、信越、犀潟、ほくほく、六日町、上越、高崎、京浜東北、南武線経由 鹿島田
(高崎、横川間は別途)」というものである。ここで終点を川崎にしないのは、川崎にすると市内区間適用で横浜まで
の運賃を払わなければならないので、それを避けて南武線(市内区間適用外)の鹿島田にしたのである。
これがわかりづらくてさじを投げられてしまいました・・・。乗車券は出発日に買うことにした。
出発
宮崎駅で乗車券を買い、横の100円ショップでスタンプ帖とクリアケース(切符を入れるためのもの。紐をつけておく
と便利)を手にいれる。出発の記念として宮崎駅のスタンプを押す・・・がインクが全体についておらず失敗・・・以降
の反省材料となる。バスで宮崎港まで移動しすぐに乗船する・・・しかし!ついていないことに上段・・・、2等寝台に
したのだがこの時期にこんなに混んであるとは思わなかった。が狭いながらもまあ快適な船旅を送る。夕食だが、
なぜか船の上で食事というのに憧れていた私は高い金を払い(1500円)気分を味わう。その後はおとなしく寝る・・・。
朝起きるといきなり予定行程がピンチとなる。なんと船が遅れているのである。同室だった方が大阪駅まで車で送っ
てくださるとのありがたいお言葉が・・・。しかし車の下船時刻は人よりも20分あと・・・。これでは間に合わない、とに
かく走ることにする。接岸後ダッシュでバス乗り場に。運のいいことにちょうど自分までで満員となる。このとき気づい
たのは、自分の乗ったバスは無料なのだがこの後到着した路線バス(120円 おまけにこっちのほうが駅に近いとこ
ろにつく)には誰一人乗らなかった。うーんやっぱり日本人はタダに弱いのか?まあ乗れたからよしとしよう・・・。
住之江競艇場を横目に見つつ乗り継ぎ、なんとか大阪駅到着9:05間に合ったようである。
切符に穴があくのが嫌だったのでわざわざ有人改札を通る。そこで見かけたポスター「快速は130km/h運転となり
ます」・・・マジで目が点になりました。日豊線なんか特急が100キロで運転しているのに快速が130キロ!?早速
その130km/hを味わうことになる。・・・はっきりいって怖いです、なんでかっていうと車体は快速クラスのショボイ
(失礼!)やつなのにそれが車体をきしませ、窓の景色はカッ飛んでいく。しかしそのおかげでこの行程が組めて
いるのだから感謝しなければならないのかもしれない。やがて列車は新快速が走るのには似つかわしくない田園
風景の中を進み長浜到着。乗換列車を見てみると・・・九州でも無くなったはずの583系寝台電車普通列車ver.ふう、
早速やってくれるぜJR西日本・・・。下り線のループを見つつ敦賀到着。ここでボックス席の向かいに座っていた
おばちゃん連中(失礼!)ご婦人方が弁当を広げ出した。つられて弁当を買いにいくことにする。ここでは「越前かに
寿し(1000円)」を賞味する。・・・いくら押し寿司でも硬すぎるぞ・・・おまけに写真はかにの足の身は丸ごと入って
いたのに実際はバラで入っている・・・。まあ不味くはない。その後福井で乗りかえるまでそのご婦人方と旅につい
て語って時間を過ごす。
福井では先に特急北越が発車するためその撮影を行う。カメラを構えているとやってきたのは485系ボンネット型・・・
それも国鉄色。おいおいまだこんなのが走ってるのか・・・と思いつつ撮影。撮影されていることを意識してか駅員
さんビシッと決まっていて、なかなかいい絵を撮らせていただきました。ここでもスタンプをget!
福井から金沢へ移動。ここではじめて気づいたのは窓のプレート。「3月31日まで車内保温のためドアは自動で開
きません」雪国に来たことを実感する。金沢ではくたか13号に乗りかえるが時間があるため撮影も行っておく。
展望車つきのサンダーバード(なんか変・・・)北越、681系サンダーバード、681-2000はくたかを撮影。また「笹すし
(650円)」とスタンプをgetする。笹すしは笹に包まれた押し寿司でシャリの間にネタが挟まれている。なかなかうま
かった。
681系2000番台はくたか車内と金沢駅のの笹すしの箱
なかなか快適な681系はくたかに揺られ富山へ。ここでは頼まれていた土産を探すだけで手一杯でなにも出来ず。
とりあえずスタンプだけはget。ここで再び快速(ほとんど普通)に乗り換え一路直江津へ。左手に黄昏の日本海を
見ていると面白いものが、なんと海の上に高速道路があるのです。都市近郊では珍しくないのでしょうが、日本海
に高速道路というのがなんとなくミスマッチで面白く思えました。その後トンネル途中の駅などを体験しつつ直江津
到着。・・・雨が冷たい。到着時は雨でした。とりあえずチェックインだけすませ再び駅へ。とりあえず、681-2000
はくたか、HK100、486-3000北越(あれ?北越にも3000番台使ってたんだ。)の撮影をする。寒い。681はくたか
撮影のとき、どうしても「電車でGo!2」のはくたか発車のときカメラを構えていた人の位置で撮りたかったので
(実際は駅が改装中だったのでまったく同じところは無理でした)、停車位置を聞いて構えていました。なんか雨が
みぞれになってきました・・・。それでも根性で撮影をし戻ってみると売店が閉まっている・・・。弁当を買い損ねて
しまいました。しかも近くにコンビにもないとのこと・・・。仕方なくホテルで海鮮丼を食べたのですがこれがうまかっ
た。1000円でしたが載っていた魚介類の種類も多く楽しめました。その後部屋で翌日の予定を検討。時刻表で確
認すると7:37の便が少し時間が不自然であることを発見。その場でダイヤグラムを組んでみると、どうも薬師峠信
号所と赤倉信号所で行き違いがあるようである。残念ながら到着時刻が悪く時間が有効につかえないが折り返し
て美佐島で下車という予定を組む。その後おとなしく寝た・・・かどうかは知らない。
そしてメインイベントへ
翌日メインイベントの北越急行である。発車は7:37なので朝飯抜きで駅に行く(徒歩1分)。待っている間に485系
「みのり1号」がやってきた。外観を見る限りかなりくたびれている。JR九州の485系がすべて改修されていること
を考えると、最新の681系と未改修の485系が同じ特急料金で、しかもJR九州より高いA特急料金であることは、
なにか納得いかない。やがて犀潟方面から折り返し運転のHK100がやってきた。早々に乗り込みVTRを設置す
る。本当は前方に設置したかったが運転手さんの荷物置き場になっていたので後方に設置した。
(それが後々怪我の功名となる)
VTRの角度を設定しているとすぐに発車時刻となり六日町に向けて出発した。犀潟からはとうとう北越急行線に
入る。ここからは普通電車でも110km/h運転である。(ちなみにはくたかは140km/h運転)この路線で感じたこと、
それは乗っていて線路の繋ぎめがわからない、さらにはポイントもいつ通過したのか分からないほどであり、また
車両の加減速性能が非常によく乗り心地もすこぶる良かったということです。あえて難を言えばインバーター制御
方式から来る音というところでしょうか。ただ私が乗車した便はやたらに行き違いや追い越しが多く、そのたびに
長時間停車するのは少し非効率的に見えました。(私としてはありがたかったのですが)
「ほくほく大島」を出てすぐのトンネル(儀明信号所があるトンネル)はすごかった。ひたすらまっすぐで儀明信号所
を過ぎても入口が見えるのです。このあたりは地盤の関係でかなりの難工事だったそうですが、改めて日本の技
術力を実感できました。「まつだい」では早速681はくたかの追い越しがある。はくたかは本線を通過するので、減
速をしていないはずなのだが、外から見るとあまり速度は感じられなかった。恐らく線区のほとんどが直線なので
あまり速度を感じられなかったのであろう。
「まつだい」を過ぎて予想通り「薬師峠信号所」で列車行き違いとなる。こういうところで待ち合わせというのはなん
か恐いです。周りは真っ暗で見えるものといえば前方の停止信号とわずかな明かりだけです。
はっきりいって「嫌です」(茜風に)
「十日町」で眼下に飯田線を見つつ進み再び「赤倉信号所」で行き違いになる。停車時間10分以上・・・
再び「嫌です」
この間681はくたかとHK100が行き違いになった。(先ほど怪我の功名と書いたのは、後でビデオチェックしていると
夜にとった分が列車のヘッドライトで真っ白になっていて、何が写っているのかさっぱりわからなかったのです。恐ら
く列車前方にカメラを設置していたらトンネル内でも同じ事になったでしょう
HK-100の運転台 ディスプレイには到着予定時刻や現在時刻、マスコンの位置などが表示されている。
六日町で見つけた標識。・・・北越北線!?
その後列車は「六日町」につき折り返し列車を待つことにした。時間があったので外に出て朝飯でも手に入れようと
したら・・・店がまだ閉まっている・・・朝食にありつけず再び折り返し美佐島に向かう。「美佐島」は「しんざ」と「魚沼
丘陵」の間のトンネルの途中にある駅です。初めは地下鉄の駅みたいなところを想像していたのですが、いってみる
と階段30段くらいで地上に出てしまいました。少し拍子抜けです。
この駅ははくたかは全開で通過するためホームと待合室の間にやたらに頑丈な扉があります。この扉はホーム
からしか開けることができず、停車した列車の運転手さんがあけてくれます。
(ちなみに列車が近づいてくると、だんだんヒューという音からヒュゴーとなり、さらに大きくなりその音がMAXに
なると列車がやってきます。その音は扉の外でもすさまじい音となります。危ないのでホームの中で待つのは
止めましょう)
折り返し「越後湯沢」に向かいます。
次の目的地へ
越後湯沢でやっと飯にありつくことが出来ました。ここで食べたものは「まいたけ弁当」・・・こ、これは・・・不味い。
多分出来たてなら美味いんだろうけど・・・冷えていて箸を刺すと、容器の形のままご飯が塊になって上がってくる
という代物でした・・・。お願いだからこういうものは売らないでくれ・・・。
仕方ないので立ち食いそばにも手をだした。これは出汁がよくとれててうまかった。そんなこんなしているうちに
水上行き列車がやってきた。人が多い・・・。もともと便数の少ない区間だから仕方ないがローカル線(?)として
は珍しい混み具合であろう。そのため期待していた上越線ループは見ることは出来なかった。水上で乗り換え、
一路高崎、横川へ。信越線に乗っていると突如持病の花粉症が再発・・・。それまで平気だったのに・・・。こんな
ところで雪国から帰って来たことを実感してしまいました。横川での目的はもちろん「峠の釜飯」それと車内で知り
合った人から聞いた「鉄道文化むら」です。まだ完全には完成していないような感じでしたが予約制でEF63が
運転できるというのはすごい。またEF63の実車を使った運転シュミレーターも製作中でした。でも、実車を運転
させてくれるなら200mとかけちな事をせずいっそのこと廃線区間を軽井沢まで運転とかやったらインパクトある
だろうに・・・。(そんな維持費どっからだすんだ!ってところですが)とりあえず、旧あさま、EF63、EF62を撮影し
撤収する。完全に完成したらまた来ようという感じのところでした。釜飯を夕食として買いこむ。
そのまま折り返し東京方面へ向かった。完成寸前の「さいたま新都心」駅を通過し東京駅で乗り換えおとなしく
宿に入る。船の出航は19:30川崎港なので翌日はゆっくり妖しい物を仕入れて帰ることにした。
まあ、今回の旅はこんな感じでした。またどっかにいったらまた書こうと思います。
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