たまには日本海で、ちょい飲みツアー
今回は来年(2015年)の北陸新幹線開業で3セク移管となる信越本線、長野・直江津間の乗りつぶしが目的です。(どれだけ更新遅いんだよ!)まあ、それだけでは余りネタにならないのでオマケを少し加えました。(おかしいなオマケがメインになってる)
行程表

駅名 到着時刻 出発時刻
新宿 2354 ムーンライト信州81
松本 431 618
長野 728 813 妙高1号
直江津 941 944 ゆざわShu*kura
越後湯沢 1232 1244 とき360
大宮 1334

ムーンライト(ML)信州の指定券は瞬殺。MLながらほどでは無いという情報だったので、事前予約までするかどうか悩んだのですが、やっておいて正解でした。ただML信州は無理に使わずともこの行程は東京624発のあさま501号でも間に合うわけで、趣味以上の何者でもない・・・。
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出発直前までメイド喫茶でカウンター向かいは店長(男)という貴重な体験をしたあと、新宿駅へ。
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新宿駅発のムーンライト信州(189系)クリックでヘッドマーク動画
ヘッドマークは文字だけの非常にシンプルなものです。懐かしの「急行アルプス」や「かいじ」「はまかいじ」、「ファンタジー舞浜」などが入っています。乗客は登山者が多いのが特徴で、一部甲府方面への最終列車としての利用もあります。しかし全車指定席で週末のみの運行であり、季節によっては満席のことも多く、この日も諦めていかれた方も多く見られました。
運良く車両最後列でしたので遠慮なくリクライニングさせていただきます。それでも夜行は久々だったこともあり、寝不足。どうも私はこのタイプの座席とは相性が悪いようです。(455系とかだったらすぐ寝れるのに・・・)寝不足のまま松本到着。


篠ノ井線始発までは少し時間があるのでここで朝食。とはいってもこの時間ですの珍しいものがあるわけではないので近場のファミレス。松本駅周辺は意外に食糧事情が悪い。
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なんかココのバスターミナル無駄にかっこいいぞ!
寝れなかったせいか、乗り換えたとたんロングシートにもかかわらず熟睡。そのせいで日本三大車窓の一つ姨捨の素晴らしい朝霧を半分寝ぼけたまま見る羽目に。 この区間は通学利用も多く土曜日にもかかわらず満席。ロングシートということもあり、少し写真が撮りにくい。ま、こういうときはあきらめて堂々撮る方が怪しまれずにはすみます。 長野駅は駅ビル工事中でした。(どれだけ更新が遅いんだよ!)
土産におやきその他を購入。長野県民は常識なのでしょうが、おやきは地域で「焼き」「焼き蒸し」「蒸かし」「揚げ焼き」に別れており、ここは蒸し。
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長野 (正確には篠ノ井)から 信越本線にはいります 車輌は再び189系ですが、これも快速扱い。といってもほとんど駅は通過しませんが・・・。乗車すると小学生とおぼしき二人組が座席の回転方法がわからず悪戦苦闘中。「ぼうず、これは背もたれを押してやるのだ、なかなか良いカメラを持っているようだがまだまだだな。」という台詞を半分だけ言い、座席を回してやる。 出発してしばらくは新幹線の高架線と並走します。
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天気は快晴で妙高高原付近になると の雄大な景色が広がります。スイッチバックがありますが、車掌の誘導と電光表示の補助標識で行われています。恐らく通常の標識では豪雪時に見えなくなるためかと想像。
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平野部にはいると再び新幹線の工事線が見えてきます。あくまで経験上の個人的意見ですが、新〜とか、二つの地名が合わさったような駅は大抵立地が悪い。 一部を除けば大抵、駅を中心に町が発展してきた訳で新が付くと言うことは少なくともその中心部では無いわけです。また二つの地名が合わさると言うことは二つの町の間にあるということなのでその立地は押して知るべし。 あくまでも経験からの持論ですので苦情は受け付けません。
直江津から先、長岡方面への列車は高田始発のものが多いようです。
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直江津からは「ゆざわShu*kura」、コンセプトは九州の「A列車でいこう」の日本酒版です。3両編成ですが、2両目はイベント車輌、1両目はびゅうでのパック専用になりますのでみどりの窓口で買えるのは3号車のみになります。終点の越後湯沢迄の所要時間は2時間半となっていますが車内のイベントは3サイクルで行われますので途中の一部区間の乗車でも楽しめます。発車しますと信越本線を長岡方面に向かいます。まずひとつめのイベントは青海川での停車です。
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うむ日本酒と日本海の組み合わせは悪くない。
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青海川を過ぎると車内ではイベントが開始されます。日による差もありますが、基本的には日本酒の試飲イベントとjazzの演奏が交互に三回ずつおこなわれますこの日の朝日酒造さんは沿線の線路そばの酒屋さんっで三種類の日本酒が、試飲できました。個人的には大吟醸よりも吟醸酒の方が好みでした。大変気さくな方で購入するわけでもない(というよりもさすがに瓶は)のに色々とお話を聞かせていただきました。イベントでの試飲だけでなく車内をまわられて試飲を配ってくださいますので飲みすぎます。
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この列車のシステムは金券を車内で購入し、数種類の日本酒やおつまみが購入できます。またこの金券でお猪口を購入することもできその際はそのお猪口についでもらえます。その方が気分が出ます。勿論持ち帰り可です。当列車は長岡で上越線に入りますが、こういった経路を運行する列車は北越急行開業以降大幅に少なくなってしまいました。長岡で下車される方も多く、実際に全区間乗車してみますと、時間的には直江津・長岡間位迄がちょうどよい位かもしれません。今回は急ぐ旅でもありませんしゆっくりいきましょう。
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列車のコンセプトとしてはどうしても「A列車」と比較してしまいます。メインテーマがはっきりしているので運行区間にも理由があるのは分かりますが、現状では行程に組み込みにくい区間です。青海川を組み入れようとした結果なのでしょうが、往路(高田→十日町・越後湯沢)は首都圏発では627発のあさま501でも始発(高田)から乗れない。復路利用だと東京帰着が23時前になってしまう。新幹線完成後を見越してという運行経路なのでしょうが、宿泊込みでの誘導を行っているようなので、この方が宿泊者にとっては都合の良い時間かもしれません。開業後のダイヤで見ても、始発の0628発はくたか551なら十分、次発の0752発はくたか553だと上越妙高7分乗継ぎなので、以前よりは日帰りも難しくないのでしょうが、ちょっときつそうですね。
日本酒とジャズというのが・・・・さすがに後発だけあって、全体的なクオリティも高く、飽きさせない工夫もありサービスレベルも良いのですが、さすがに運行時間が長すぎるのではとも感じますが、イベントを3セット行っていますので(若干内容は違いますが)途中区間のみの乗車でも楽しめると思われます。
え?行程表まだ終わってないって?いえ、まだ移転後訪問していない鉄博に寄っただけです。


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